多くの工業化 mod では、必要不可欠な電力を大量に生み出すエンドコンテンツが大体用意されています。
mekanism におけるエンドコンテンツの一つと言えるのが核融合炉です!
他の mod だとよく原子炉などが用意されているのですが、その場合核物質が必要になったり、制御が難しい場合がほとんどですが、こちらは三重水素と重水素から電力が生み出されます。そして、核廃棄物も出さない上に制御もかなり楽です。起動には三重水素と重水素から作成したD-Tガス燃料を充填したホールフーラムというものと、100 MEU のレーザーの照射が必要になります。
使用している version : Mekanism-1.12.2-9.8.3.390
今回導入している mekanism はマイクラのバージョンに合わせて V9 を使っていますが、 V10 だと核分列炉など新たなコンテンツも用意されているようです。残念ながらマイクラ 1.12.2 では V9 までしかなく、V10 の対応予定はないようですので、機会があれば別のバージョンで試してみようかと思います。
ただ、V9 で使える核融合炉と工業用タービンがすでに優秀な発電量を生み出す装置ですので、十分かと思います。
それではまず核融合炉について見ていきます。
1.核融合炉の構成ブロック
核融合炉は複数のブロックを組み合わせて作る装置です。加温蒸発濃縮プラントなどと同じように条件に従ってブロックを配置していくと完成します。それでは構成要素となるブロックを見ていきましょう。
・核融合炉フレーム
レシピ:鋼鉄ケース×4、原子合金×1
基本となるブロックです。こちらをもとに他のブロックも作成していきます。
・核融合炉窓
レシピ:核融合炉フレーム×4、ガラス×1
核融合炉フレームの代わりに面の中の構成要素をこちらの窓で置き換えられます。
詳細は後程まとめます。
・核融合炉搬入出ポート
レシピ: 核融合炉フレーム×4 、究極制御回路×1
核融合炉は重水素と三重水素を燃料に電力を生み出します。
燃料の供給や電力の搬出にはこちらの搬入出ポートが必要になります。また、水冷式の場合は水の供給や水蒸気の搬出にも必要となります。
・核融合炉制御装置
レシピ: 核融合炉フレーム×5、究極制御回路×2、板ガラス×1、基本ガスタンク×1
核融合炉を組み立てた後こちらの制御装置を右クリックすると、核融合炉の情報が見れるようになります。
また、正しく組み立てられると、上部の部分が金色に輝きます。
・レーザーフォーカスマトリックス
レシピ:核融合炉窓×4、レッドストーンブロック×1
核融合炉はブロックを組み立てるだけでは動きません。起動にはレーザーの照射による一時的なエネルギーの供給が必要になります。そのレーザーを照射する部分にはこのブロックを通す必要があります。
以上が必要となるブロックです。他にも核融合炉論理アダプターというのがありますが、必要ないかと思うので割愛します。
2.ブロックの置き方
1段目から5段目まで核融合炉フレームと核融合炉窓、核融合炉制御装置だけを使って組み立て例を見てみましょう!
・1段目
・2段目
・3段目
・4段目
・5段目
このような感じになります。
5段目の真ん中は必ず核融合炉制御装置を設置し、それ以外はフレームと窓だけです。
窓はこの例の場所以外はおけません。
・ダメな例
一番上の段の一番手前のブロックをフレームから窓に変えてます。制御装置は黒くなり、正しく構成できていないことがわかります。
核融合炉搬入出ポートブロックはフレームと窓どちらとも置き換えられます。必要に応じて置き換えましょう。
また、窓だったところをフレームと置き換えることや余分にブロックを追加することは可能です(↓こんな感じです)。
あとは、レーザーを照射する部分にレーザーフォーカスマトリックスを設置します。
中心にレーザーを照射するので面の中心に設置します。
3.核融合炉の稼働
稼働のためには D-T 燃料ガスを充填したホールラウムとレーザー装置が必要になります。
また、稼働し続けるためには重水素、三重水素の供給が必要になります。
・ホールフーラム
レシピ:冶金注入機に「木炭」or「石炭」を入れて、「金の粉」を4つ入れると作れます。
・D-T 燃料ガス
レシピ:化学混成機に「重水素」1 mB と「三重水素」1 mB を入れると 2 mB 作れます。
下の画像の下の真ん中の「+」にホールフーラムを置くとD-T 燃料ガスが充填されます。
重水素は、液体ポンプに「フィルターアップグレード」を取り付けて水から重水を作り、重水を電離分解機に入れて作成します。
・フィルターアップグレードのレシピ:ガラス×2、濃縮合金×2、錫の粉×1
・重水素のレシピ:重水 2 mB → 重水素 2 mB + 酸素 1 mB
・三重水素
三重水素は「リチウムガス」を「太陽中性子反応機」に入れて処理することで作成できます。
この処理は太陽が出ている時しか処理されません。夜の間などは処理されないことに注意です。
リチウムガスに関しては、液体リチウムを回転式液体凝縮機で気化するとできます。
液体リチウムは、加温蒸発濃縮プラントにて塩水を入れると作成することが可能です。
この場合塩水を水から作成するために加温蒸発濃縮プラントがもう一ついるので、合計で加温蒸発濃縮プラントが二つ必要になります。
・太陽中性子反応機
レシピ:精鋭制御回路×2、強化合金×2、鋼鉄ケース×1、青銅インゴット×3、高密度ポリエチレンのシート×1
青銅インゴットは冶金注入機に銅インゴット3つに錫を注入することで作成できます。ちょっと厄介なのが高密度ポリエチレンのシートで高密度ポリエチレンペレットを8つ使って作業台で作成します。
高密度ポリエチレンペレットは加圧反応室に液体エチレン 50 mB + 酸素 10 mB + 基質1つから1つ作成されます。
基質は加圧反応室で水 10 mB + 水素 100 mB にバイオ燃料×2 から 1つ作成されます。
この時エチレンガス 100 mB も作成されるので、これを回転式流体凝縮機で凝縮して液体エチレンにして使うと効率的です。
バイオ燃料は、粉砕機に木の苗や種、農作物を入れると作成できます。
ここまでで、 D-T 燃料ガスを充填したホールラウム が手に入ります。
・レーザー装置
基本的にはレーザーとレーザー増幅器を使います。レーザーは電力を供給してレーザーを照射する装置です。
ただ、レーザー単体だと1秒間に 10 kEU くらいの大きさですので、これだけでは核融合炉の起動には不十分です。
そこで、一度レーザー増幅器に照射するエネルギーをためて一気に照射するということになります。
・レーザー
レシピ:ダイヤモンド×1、鋼鉄ケース×1、強化合金×3、エネルギータブレット×2
・エネルギータブレット
レシピ:レッドストーン×4、金インゴット×3、濃縮合金×2
・レーザー増幅器
レシピ:鋼鉄インゴット×7、ダイヤモンド×1、基本エネルギーキューブ×1
・基本エネルギーキューブ
レシピ:レッドストーン×4、鉄インゴット×2、鋼鉄ケース×1、エネルギータブレット×2
・レーザーとレーザー増幅器の使い方
レーザーは尖っている方から照射されるので後ろ側から電力を供給します。
レーザー増幅器は、赤くなっている面から照射されます。それ以外の面にレーザーからの照射が当たると、それをため込み照射します。
核融合炉のレーザーフォーカスマトリックスの位置とも合わせると以下のような感じで設置します。
※もちろん資源があればもっとレーザーとレーザー増幅器を重ねてためる時間を短縮することも可能です。(必要分ためるのに結構時間がかかります。)
レーザー増幅器の赤い面の向きがレーザーフォーカスマトリックスに向いて入ればOKです。
レーザー増幅器はデフォルトの設定では、照射されたレーザーをそのまま照射してしまう設定になっています。
この「最大: 500.0 MEU」という設定になっていると、たまったレーザーを 500 MEU を最大値として照射し続けます。そのため、その横の欄に「0」と入力すると出力は止まり、ため続けます。
上の画像の様に最小も最大も0.0 EU だと OK です。また、右下の部分にはレッドストーン信号の入力を受け入れるかどうかの設定があります。私は「パルス」に設定してボタンをレーザー増幅器につけて、ボタンを押したときだけ出力するようにしています。この設定をすれば、最大の設定は核融合炉に必要な 100 MEU としておいても問題ありません。
ここまで用意できれば、あとは必要なビームエネルギーがたまれば準備完了です。
・実際に稼働する際
核融合炉の制御装置から燃料の充填されたホールフーラムを入れて、100 MEU のレーザーを照射すれば、稼働を開始します。
・稼働が開始すると
以下のように中央で色鮮やかなエフェクトが見られます。
注意としては、一度稼働しても燃料がなくなるなどして温度が低下すると停止してしまいます。
安定稼働のためには実際には
– 重水素と三重水素を自動で生成するシステム
– 水冷式で稼働する際の水の供給システム
– 生み出される電力をためるシステム
などが必要になります。
これらについては結構複雑なので、発電量なども含めてまた別の記事でまとめることにします!